会社が求める資質とは何か ― 面接担当者の評価要点【就職と転職】

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調査書や筆記試験の結果のみでは、企業や会社という組織の一員として仕事をしていくのに必要な協調性、積極性などを見抜くには難しいことです。そこで、面接では、いろいろな質問を行い、面接志望者の回答からどのような資質があるか、面接担当者は判断します。
面接担当者は、面接志望者の回答から「我が社にとって必要な人材であるかないか」を判定します。企業や職種によって多少の違いはあるものの、具体的には以下に示すような資質を社会人として求められています。

理解力・表現力

面接担当者の質問から聞きだしたいと思われる内容を瞬時に理解し的確に回答することが出来るか、自分の言わんとしていることを、筋道を立てて第三者が聞いてもわかりやすくまとめて説明できるかが問われます。仕事を行っていく上で大変重要な能力です。

常識

一般的な社会常識は、必要不可欠です。偏ったものの見方、独りよがりな行動は周りの人を困らせるだけで、仕事の妨げとなります。常識的な考え方や行動が起こせるとともに、政治・経済、社会情勢など、世の中の流れや仕組みを、一般的に知識として身につけておくことは重要なことです。社会人として相応しい行動が期待されています。

協調性

会社は、知っていても知らなくても「他人」と協力し仕事を進めていくところです。他人の意見や考え方を素直に取り入れ、自分の意見を上手くアピールし、話をまとめていく能力は、円滑に仕事を進行する上で必要なことだといえます。

自分の意見を無理に通そうとしたり、逆に、全く主張せずに相手に依存して頼ってばかりでは社会人として失格といえるでしょう。たとえ相手と意見が食い違っても感情的になったりせず、平常心で誰とでも仲良く仕事が出来るかがチェックされます。

積極性

会社は自ら進んで仕事に励む人材を求めています。いつも新しいことに挑戦しようとする向上心や意欲は、高評価に繋がります。また、優柔不断では、せっかくの素晴らしいアイデアも生かすことなく埋没させる原因にもなるでしょう。決断し、それを即実行に移せる行動力も判定されます。

計画性・堅実性

仕事は、決められた時間(期間)内で結果を出すことが常識です。先のことまできちんと考え、合理的に進めていく計画性は、仕事を効率よく進行させるための基本といえるでしょう。また、職場で信頼を得ることが出来、共同作業をスムーズに行うためにも必要な要素です。

また、計画通りに着実に努力する誠実さ、最後まで手を抜かずにやり通す責任感も高評価の対象です。さらに、万が一計画通りに進行できなかったときの、臨機応変の対応や処理能力なども、会社で働くためには必要な能力です。堅実さのなかでも、一瞬で頭を切り換えて進むことの出来る力が求められています。

職業観

仕事に就くということへの考え方をきちんともっているかがチェックされます。「どうして働くのか」「この仕事を選択した理由」などを、自分の言葉で語ることが出来るように準備しておきましょう。どのような職場であるかの理解と、志望会社の業務内容を事前に知ること、具体性のある志望動機など、これらを面接試験の前に整理しておくことが必要です。

将来の展望

会社に入った後、どのようなことをしたいのかという希望、または将来、どのような方向に進みたいのかなど、入社後の将来像を聞かれることがあります。しっかりとした目標があると、仕事に対しての取り組み方も説得力のあるものとなります。

さらに、希望を実現させるためにどのようなことを勉強し行動に移さなくてはいけないかなど、具体的なことまで考えてみましょう。就職が最終目標ではなく、あくまでもスタートであること、社会人になってからの生活や人生目標などをしっかりもっておくことが大切です。

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