証券 - 職種別・面接対策

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証券業界の実態について

野村、大和、日興が大手で、準大手、中小、外資系で構成されていますが、東京株式はバブル経済が最盛期の89年12月に日経平均は3万8915円のピークを記録しました。それから12年が経過し、日経平均は1万円の大台を17年ぶりに割りました。

この動きはこの間の日本経済そのものを表しています。失われた10年と言われています。

この10年の間に山一、三洋の大手、準大手が証券界から退場しました。また、証券各社はバブル期に水増しされた業界人口を削減するなどリストラを展開してきましたが、証券会社の経営は株式市場の動向に左右されるため、一時的には好業績の計上もありましたが、概ね低水準のまま推移しています。

証券業界の展望と課題について

株式市場と証券会社の業績の回復は景気と企業業績の立ち直りを持つしかありません。しかし、広く資金を集め企業に供給するという証券業界の存在意義は変わっていませんし、今後も不変といえます。

また、預貯金が圧倒的なシェアを占めている1400兆円の個人金融資産の歪な構成は、急ピッチで進む高齢化社会の懸念要因です。公的年金の財政悪化は個人の資産運用の比重と高めています。となりますと、健全な証券市場が広く国民の前に開放されていなければいけません。さらに今後は、企業金融は銀行からの借り入れである間接金融から、証券市場から調達する直接金融が主流になっていきますし、次代を狙うベンチャー企業へ良質な資金を供給するにも証券界の役割は大きいです。ベンチャー企業の台頭がなければ日本経済は失われた10年が20年になってしまいます。

個人投資家の利便性が向上

このように株式市場が低迷しているにもかかわらず個人投資家が市場に戻りつつあります。取引手数料が自由化され、ネット取引や単位株が引き下げられるなど投資家の利便性が大きく改善されたためです。また、2001年度に導入された確定拠出型年金は個人(受給者)の運用責任が大きくなるため、個人投資家を育成する証券界の勢力が求められています。

証券業界の面接時における想定質問

  • 証券会社の経済に対する役割について意見を聞かせて下さい。
  • 個人金融資産の構成をご存知ですか?
  • 証券業界の今後の新しい役割はどのようなものだと考えますか?
  • 間接金融と直接金融の違いを簡潔に述べて下さい。
  • 確定拠出型年金をご存知ですか?

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