食品 - 職種別・面接対策

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食品業界の実態について

東京証券取引所の分類によると製粉、飼料、製糖、製菓、乳業、加工肉、飲料、製油、加工食品に細分化されます。さらには飲料、酒造、嗜好飲料に分かれ、加工食品にはインスタント食品、冷凍食品の業態があります。この分類では、日本たばこ産業(JT)やミヨシ油脂も食品業に属します。JTはタバコ以外に嗜好飲料などの分野に進出しているためです。

このようにいろいろな形態の企業の集合体である食品業界には建設受注統計のような全体の動向を示す指標はありません。それぞれの業態を個別に観察するしか確認の方法はありませんが、コスト削減、内外価格差の解消努力など共通する課題も少なくありません。

この課題に対しては原材料の輸入比率アップや流通合理化などに取り組んでいます。
また、このところ業績は全体として概ね順調に推移しています。

食品素材

製粉は町のベーカリーなど顧客の経営上の問題や悩みの相談に乗るソルーション営業に力を入れています。たとえば、町のパン屋さんから「人気メニューを紹介して欲しい」との訴えにインターネットを介して情報を提供しているほか、「麺の食感の改善」に関する相談を受けるなど、顧客との直接的な結びつきを強めています。

食品メーカー

急成長をたどり始めた介護食品市場に注力中です。2000年の市場規模は約13億円に過ぎませんが、前年比2.6倍に拡大しました。糖尿病患者向けに食べ応えと低カロリーのバランスのとれた商品を充実させています。

飲料

酒造はビールメーカーが缶チューハイに進出し、商品構成を多様化させています。また、発泡酒販売が好調に推移していますが、低価格商品のため売り上げが伸び悩み、販促費の増加に苦しんでいます。

食品業界の今後の課題とは?

各社は健康食品事業を強化中です。健康補助食品、いわゆるサプリメントで、厚生労働省は必要なデータがそろえば特定健康用食品として認可し、その効能を表示できます。健康ブームを追い風に今後の事業運営の中核になるでしょう。

食品業界の面接時における想定質問

  • 今後の食品業界の問題は何だと思いますか?
  • 需要家、消費者のニーズに応えるために良い考えはありますか?
  • 健康補助食品の定義を簡潔に述べて下さい。

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